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2012.11.04 (Sun)

「アンナ・ボレーナ」 ウィーン国立歌劇場 11月4日 15:00


エディタ・グルベローヴァ様の

アンナ・ボレーナ!


。+゚(゚´▽`゚)゚+。 ヒィ、アリガタヤ~


すごいものを聴かせて頂きました。ほんとうにありがとうございました。

今宵のカーテンコールは無礼講。

熱狂的な拍手をおくる客席に向かって、舞台の上のスタッフからどんどんフラッシュの光がたかれる。そのうち、その光にこたえるように、客席から舞台に向けるカメラのディスプレイの明かりがあちらにもこちらにもつき始める。グルベローヴァ、日本での最後の公演の特別な夜。

何度も繰り返されたカーテンコールの締めくくりに一人姿を現したグルベローヴァ。まさに女王のお姿。素晴らしかった。


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2012.10.25 (Thu)

「フィガロの結婚」 ウィーン国立歌劇場 10月20日 15:30  神奈川県民ホール その3

粒よりの美しさが光る女性歌手たち。なかでもバルバラ・フリットリの優雅な気品漂う伯爵夫人の嘆きの歌のなんて美しかったこと。下手より柔らかな光の差し込む中、"Porgi amor"とたっぷりとした弱音に始まるこのカヴァティーナは、「夫を返して、さもなくば私を死なせて」と哀しみが官能的にさえ響いていた。

また、マルガリータ・グリシュコヴァのケルビーノの、青い衝動に駆られる「自分で自分がわからない」のエロチックなこと。また、軍服姿で"Voi che sapete"と歌うそばに、ギターをつま弾くスザンナ、そして美しい伯爵夫人。彼女達の作り出すどこか倒錯的な世界にもドキドキ。

聡明で愛くるしい顔立ちのシルヴィア・シュヴァルツのスザンナの美しい声に芝居にも魅せられる。終幕のフィガロとスザンナの愛すべきハプニングの楽しいこと。先に事情を飲み込み余裕のフィガロに、早とちりな怒りをみせるキュートなスザンナ。それでも、元々親密な二人はすぐに仲直り。場の空気の微笑ましさがよい雰囲気を作り出す。

そのフィガロのアーウィン・シュロットもかっこよかったなぁ。「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」ののびやかさと快活さは、「フィガロの結婚」の隅々までに散りばめられている。

風格あるカルロス・アルバレスのアルマヴィーヴァ伯爵、早熟な少女バルバリーナのヴァレンティーナ・ナフォルニータ・・・生き生きとした登場人物達のそれぞれの輝きは、アンサンブルともなると、より一層の煌めきをみせていたところがまた素晴らしい。

大団円の美しいアンサンブルの後も、下手幕前にまだ残りキスを交わすフィガロとスザンナ、客席の盛大な拍手にハッと我に返り退場、という演出も、最後の最後まで小粋な余韻を残したなぁ。何せ素直に心に訴えてくる演出。演出の暗示に惑わされたり、深読みする必要も全くない。歌手達の生き生きとした表現をそのままストレートに楽しめたのは、心からの喜び。それぞれの役割を懸命に、そして賢明に果たしたフィガロ達の上に、今後また一体どんな騒動が控えているのかしら?と思わず想像も膨らませたくなったこの公演。


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2012.10.23 (Tue)

「フィガロの結婚」 ウィーン国立歌劇場 10月20日 15:00  神奈川県民ホール その2

公演が終えられても、その素晴らしかった時をそっと心の中に閉じ込めておきたくって、口を開きたくない気分になってしまった「フィガロの結婚」。

歌手の歌声は、角度を変えるに従い種々のきらめきをはなつ、美しい宝石の輝き。オーケストラは、人々の恋愛模様の機微を、極めて緻密に織り成してゆく。繊細に気遣われるディナミークの変化のなんて美しいこと。

これまでそれほど好きでも嫌いでもなかったモーツァルトのオペラって、実はこんなに素敵な光を持つものだったんだ、とこの日初めて実感できたような素晴らしい公演だった。

貴族に平民、と身分の違いはあれども、一皮向けば皆、同じ喜怒哀楽の感情を有する人間。男女間の色恋悩みもいつの時代にも変わらない普遍的なもの。他愛ないようで、実は生きていくうえでは一番大切であるとも思える心の揺れ動きを、歌手達がなんと粋で軽妙な芝居でみせてくれたこと。(続く)


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2012.10.22 (Mon)

「フィガロの結婚」 ウィーン国立歌劇場 10月20日 15:00 神奈川県民ホール


ひゃぁ~、もう歌手もオーケストラも素晴らしい。

美しいアーティキュレーション、

そしてフレージングからなる軽妙なめりはりに

人々の愛のてんやわんやが息づいて、

すっかり心を捉われてしまった。

モーツァルトって、こんなに素敵だったのね、とちょっと開眼。

.。゜+.(´▽`)。+.゜+・


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2012.10.19 (Fri)

「サロメ」 ウィーン国立歌劇場 10月16日 16:00 東京文化会館

そうだ、「サロメ」に行ってきたのだった。


モンスターサロメ・・・ヒィー(((゚Д゚||;))))ガクブル


ヘロデが一体サロメにどんな宝物を差し出そうとも、彼女はヨカナーンの首に執着する。一つのものに狂わんばかりに固執する目には、得体の知れない恐ろしいものが宿る。ヘロデならずとも、怪物的な恐ろしさを無垢であるかの少女の中に見出だすのに充分な、狂わんばかりの光がサロメの目に強く輝く。

踊りの報酬として、ヨカナーンの首を所望し続けた大きな山場。両腕を身体の脇にぶらりと下げたまま棒立ちとなるサロメ。彼女の身体には、これといった動きは見られないのにもかかわらず、その肉体の内側には、ただヨカナーンの首を欲する感情が怖ろしい勢いで渦を巻いているのが透けてみてとれる。唇を醜くゆがませ、両の拳を強く握り締めるこのモンスターは、望みのかなえられることを知るや、喜び、そして期待への陶酔の笑みで顔をとろけさせる。

オペラというよりも演劇をみたという印象をやや強く受けたこの「サロメ」は、タイトルロールのモンスター的な表情の演技によるインパクトが強かったためでもあるな。また、ヨカナーンの尋常ではない目の光、上背のあるヘロディアスの威圧感、メークに衣装が恐ろしく板についていたヘロデ王・・・休憩無しの2時間弱のこのオペラの世界を構築する役者、もとい歌手達の力、そしてその一つの物語を紡ぎ続け、安定して常に前へと進み続けるオーケストラの美しさ。それらによって「サロメ」の世界にぐいと引っ張り込まれた。


7つのヴェールの踊り。ポンチョ風の薄布を1枚ずつはらりと取り去る。あら頭から抜くのかしらとみていれば、どうやら肩かどこかで取り外せるようになっていたみたいだな。ちらりと覗く白い足元、足首までベージュのスパッツらしきものを着こんでいるのが見える。そういえば、踊りの前の白の衣装を下着の線をみせることなく美しく着こなしていた。なら衣装の下は袖の短い全身タイツだったのかな??薄物のヴェールを身体から取り払いながらその柔らかい布を手に美しく揺らせる踊りは、原始の時代の巫女のよう。最後の1枚となった横からの姿が裸体のシルエットを一瞬暗示させる。


それにしても、サロメ役ってほんとたいへん。歌って踊る狂信的な力強さが要する莫大なエネルギー。その大きさといったら!!!


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2012.10.09 (Tue)

「ピーター・グライムズ」 新国立劇場 10月8日 14:00

「ピーター・グライムズ」。ブリテンのこのオペラって、こんなに美しかったんだ~、とCDで音を聴き始めた1週間程前からすっかり魅せられていた。実演も実に美しかった。

そして演出。村社会から疎外されているピーターに、問題を内包しつつピーターを敵視する点では一致する群衆。一人と大勢の人々の動きを、図形が形を変えるように表現し、人間が群衆となった時の心理を視覚化。人が人と結び付いた時の負の力の連鎖の無気味な大きさを、目から耳からインパクト大きく表現したのは新国立劇場合唱団。

多勢に一人で立ち向かうピーター演じたスチュアート・スケルトンの存在感は抜群に大きい。粗野で軽率な振る舞いに大きな説得力を持たせ、二人の少年を死なせてしまったやるせない罪の重さを最後には海に沈める。その演技に泣けた。


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2012.06.13 (Wed)

「ローエングリン」 新国立劇場 6月10日 14:00 その2

第1幕、すごい。第2幕もすごかった。第3幕も、ひゃっ、すごすぎ。幕が進むにつれ、すごさも比較級、最上級と順繰りに格上げ。まずは第一幕のクライマックス。とにかくすごい。テルラムントを決闘で倒すローエングリン。喜びにうちふるえる者と、栄光を奪われ打ちひしがれる者たちの五重唱に合唱が重なり最高潮に。花火がダメ押しするかのように打ち上げられる映像まで背景に映し出される。エルザと喜びを迸らせて舞台を駆け回るローエングリンは、二人して勢いよく下手袖へと駆け込んでいく。幕・・・・・これが盛り上がらいでか。

歌手がみんな素晴らしかった。国王(ギュンター・グロイスベック)は、低い響きに力を漲らせ、統治者らしく精力的。対してテルラムント(ゲルト・グロホフスキー)の国王より一段と高い音域の響きに、伸びやかな説得力を感じる。オルトルート(スサネ・レースマーク)。ヴォリュームたっぷりの衣裳に、ターバンを巻き高く結い上げた髪の出で立ちで、存在感抜群。人を見下げるように顎を上げ仁王立ちする姿は圧巻。

そして、なんてったってエルザ(リカルダ・メルベート)。こりゃぁすごかった。最初の登場は上手奥より、夢見るような瞳の焦点を遠くにあわせ、ゆっくりゆっくりと歩んでくる。エルザのこの瞳に、これからどのように疑いが満ちていくのだろう、ともう既にここで期待させられてしまう。彼女の周りにだけは、まるで違う時間が流れているかのように動きは緩慢。両の手は衣装の広がりに沿って優しく広がり、この形もまた、エルザの浮世離れした趣をさらに増している。微笑みを浮かべた口元は、自分の信じているものをまるで疑いもしない。テルラムントを倒したローエングリンへのエルザの喜びには、清らかさが輝いていた。

そしてそして真打ち、クラウス・フロリアン・フォークト!混じり気のない清浄で伸びやかな高い声は、白鳥の騎士そのもの。美しい者が持つ真っ直ぐな鋭い響きは、そうでない者を許さない厳しさをも含んでいる。合唱の分厚い響き、その大音声を突き抜けて鋭く響いてくるフォークトのローエングリンの見事さには、まったく熱が上がりそう。(続く)


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EDIT  |  23:58 |  オペラ  | TB(0)  | CM(4) | Top↑
2012.06.11 (Mon)

「ローエングリン」 新国立劇場 6月10日 14:00


ローエングリン、帰らんでくれ~~っと
心の中で泣き叫んじゃったよ。
マヂにのめり込んじゃったよ。
すご過ぎだったよ。

クラウス・フロリアン・フォークト!!!!!


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2012.05.28 (Mon)

「メリー・ウィドウ」 ウィーン・フォルクスオーパー 5月27日 15:00 東京文化会館 その2

もう楽しくって楽しくって。

「メリー・ウィドウ」って、全く初めて。2,3日前に初めてCDで音聴いたのだけれど、これは聴いてるだけよか実際にみたほうが100倍楽しくて素敵♪

なんてったって、手拍子しちゃってよいのだものな~♪Weib,Weib,Weib~と陽気にノリノリな舞台の上の歌手達に合わせ、客席から次第に手を叩く音が響き始める。最初は自分もちょっと遠慮がちに、そのうちに気分も盛り上がりを増して、少々大胆に掌で2拍子を刻んでしまう。Wie lustig!

カーテンコールでも陽気な人々の2拍子は繰り返され、客席からも歓声そして大拍手!けど、あれっ?舞台に上がって拍手を受けた指揮者のエンリコ・ドヴィコさんが、誰かを探してる。そうそう、愉快な登場人物たちの中でもとりわけ剽軽、暢気に自転車で舞台に登場したりして楽しませてくれたニェーグシュ、芸達者なフォルクスオーパー監督ロベルト・マイヤーさんは一体どこに?あっ、指揮台で頭を覗かせていた。指揮者に取ってかわったマイヤーさん、思いっきり派手な指揮ぶりで勢いをつけ、盛り上がりをさらに加速させる手腕はさすが。

今回の来日公演の楽日、客席に向かって陽気に手を振る出演者達に、振り返す観客。大人な色模様を堪能できたうえに、舞台と観客席の一体感も味わえたオペレッタ「メリー・ウィドウ」、その面白さを初めて知ったこの日でした。(続くと思う)


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EDIT  |  00:05 |  オペラ  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2012.05.27 (Sun)

「メリー・ウィドウ」 ウィーン・フォルクスオーパー 5月27日 15:00 東京文化会館

ウィーン・フォルクスオーパー「メリー・ウィドウ」、5月26日の公演がNHKで収録され、「ららら♪クラシック」「プレミアムシアター」で放映予定。

劇中の振付はレナート・ツァネラ。衣装も洒落たフレンチ・カンカンが華やか。



ららら♪クラシック
ウィーン・フォルクスオーパー来日公演の舞台裏


2012年7月22日(日)21:00~22:00 NHKEテレ


プレミアム・シアター
ウィーン・フォルクスオーパー
「メリー・ウィドウ」


2012年7月29日(日)24:00~28:00 NHKBSプレミアム





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