2010.05.24 (Mon)
<マラーホフの贈り物2010> Bプロ 5月22日 15:00 東京文化会館 その3
■第2部■
「ラ・バヤデール」より"影の王国"
振付:マリウス・プティパ、音楽:レオン・ミンクス
ポリーナ・セミオノワ ウラジーミル・マラーホフ
第1ヴァリエーション:ヤーナ・サレンコ
第2ヴァリエーション:乾友子
第3ヴァリエーション:エリサ・カリッロ・カブレラ
ほか東京バレエ団
東京バレエ団の群舞の腕に脚が美しく揃い幻想的で美しい。サレンコに乾さんにカブレラが下手より大中小の大きさで並んでいたなぁ。マラーホフもポリーナも幻影の世界の中であまりにも当たり前に美しい。
■第3部■
「ロミオとジュリエット」より第1幕"バルコニーのパ・ド・ドゥ"
振付:ジョン・クランコ、音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメイカー
ロミオとの出会いを思い出すかのような余韻の笑みを浮かべたアイシュヴァルトがたちまちにして休憩後のまだ落ち着かない場内を「ロミオとジュリエット」の世界に塗り替えてしまう。そこに飛び込んでくるロミオの赤いマントが翻る様は彼の熱い心が波打つよう。マントをふり払いその中から現れたるは金髪、白の衣装のラドメイカー。おぉ美しい。大きく開いた胸元に爽快な若さが輝く。長くたっぷりとした袖に空気をはらませながら弾ける気持ちを跳躍に乗せる。鮮烈でスピーディーなリフトに若い二人の気持ちがほとばしる。ジュリエットはまるで羽根でもあるかのように軽やかに自然に空を舞わされる。パドヴレで下がり背を倒すジュリエットを性急な喜びをもって受け止めるロミオの若さが眩しい。抱き合う二人に胸がきゅんとなる。
「カラヴァッジオ」よりパ・ド・ドゥ(第2幕より)
振付:マウロ・ビゴンゼッティ、音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディより)
ベアトリス・クノップ レオナルド・ヤコヴィーナ
女性が逆さまになり男性に抱えられるという不自然な形もごく自然にみえる美しさがある。ゆったりと流れるような動きで組まれる形が人間の身体を素材とした究極の美を描いているよう。
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルグ、音楽:ジャック・ブレル
ディヌ・タマズラカル
どこか人を喰ったようなちょっとワルっぽい作品を小粋に表現するのに、タマズラカルの軽快でしなやかな跳躍力の高さが生きている。演技が終わってもまだひょっとして何かあるのかなと思う気持ちを見事にはずしてしまった締めくくりがいたずらっぽい。
「ファンファーレLX」
振付:ダグラス・リー、音楽:マイケル・ナイマン
エリサ・カリッロ・カブレラ ミハイル・カニスキン
激しい音楽に赤のぴたりとした衣装が息のつまるような緊迫感を醸し出す。
「ラクリモーサ」
振付:エドワード・スターリー、音楽:ヴォルフガング・A.モーツァルト
ウラジーミル・マラーホフ
今回の公演でマラーホフが一番激しい旋回に跳躍をみせた作品。
フィナーレでのマラーホフ、ジュテで身体を美しく反らせ脚は後ろに思い切り高く振り上げてみせる。カーテンコールでは赤のカーテンの合わせ目のとても高いところから飛び降りてくるように舞台に姿をみせたマラーホフ、次に会えるのは来年1月のベルリン国立バレエ団の来日でかしら。
「ラ・バヤデール」より"影の王国"
振付:マリウス・プティパ、音楽:レオン・ミンクス
ポリーナ・セミオノワ ウラジーミル・マラーホフ
第1ヴァリエーション:ヤーナ・サレンコ
第2ヴァリエーション:乾友子
第3ヴァリエーション:エリサ・カリッロ・カブレラ
ほか東京バレエ団
東京バレエ団の群舞の腕に脚が美しく揃い幻想的で美しい。サレンコに乾さんにカブレラが下手より大中小の大きさで並んでいたなぁ。マラーホフもポリーナも幻影の世界の中であまりにも当たり前に美しい。
■第3部■
「ロミオとジュリエット」より第1幕"バルコニーのパ・ド・ドゥ"
振付:ジョン・クランコ、音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメイカー
ロミオとの出会いを思い出すかのような余韻の笑みを浮かべたアイシュヴァルトがたちまちにして休憩後のまだ落ち着かない場内を「ロミオとジュリエット」の世界に塗り替えてしまう。そこに飛び込んでくるロミオの赤いマントが翻る様は彼の熱い心が波打つよう。マントをふり払いその中から現れたるは金髪、白の衣装のラドメイカー。おぉ美しい。大きく開いた胸元に爽快な若さが輝く。長くたっぷりとした袖に空気をはらませながら弾ける気持ちを跳躍に乗せる。鮮烈でスピーディーなリフトに若い二人の気持ちがほとばしる。ジュリエットはまるで羽根でもあるかのように軽やかに自然に空を舞わされる。パドヴレで下がり背を倒すジュリエットを性急な喜びをもって受け止めるロミオの若さが眩しい。抱き合う二人に胸がきゅんとなる。
「カラヴァッジオ」よりパ・ド・ドゥ(第2幕より)
振付:マウロ・ビゴンゼッティ、音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディより)
ベアトリス・クノップ レオナルド・ヤコヴィーナ
女性が逆さまになり男性に抱えられるという不自然な形もごく自然にみえる美しさがある。ゆったりと流れるような動きで組まれる形が人間の身体を素材とした究極の美を描いているよう。
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルグ、音楽:ジャック・ブレル
ディヌ・タマズラカル
どこか人を喰ったようなちょっとワルっぽい作品を小粋に表現するのに、タマズラカルの軽快でしなやかな跳躍力の高さが生きている。演技が終わってもまだひょっとして何かあるのかなと思う気持ちを見事にはずしてしまった締めくくりがいたずらっぽい。
「ファンファーレLX」
振付:ダグラス・リー、音楽:マイケル・ナイマン
エリサ・カリッロ・カブレラ ミハイル・カニスキン
激しい音楽に赤のぴたりとした衣装が息のつまるような緊迫感を醸し出す。
「ラクリモーサ」
振付:エドワード・スターリー、音楽:ヴォルフガング・A.モーツァルト
ウラジーミル・マラーホフ
今回の公演でマラーホフが一番激しい旋回に跳躍をみせた作品。
フィナーレでのマラーホフ、ジュテで身体を美しく反らせ脚は後ろに思い切り高く振り上げてみせる。カーテンコールでは赤のカーテンの合わせ目のとても高いところから飛び降りてくるように舞台に姿をみせたマラーホフ、次に会えるのは来年1月のベルリン国立バレエ団の来日でかしら。
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