2008.08.10 (Sun)
エトワール・ガラのプログラム
今回のエトワール・ガラのプログラム、1,500円也。
出演する11人のダンサー達が表紙を飾る装丁は、舞台の余韻を反芻するのにはとても効果的なもの。
ダンサーごとに、日本のファンにおくる言葉と、それぞれの写真が散りばめられているのが嬉しい。舞台写真に、リハーサルの模様、楽屋でトウシューズを縫う姿、エトセトラ、エトセトラ。普段着姿のダンサーの、笑顔がこぼれる自然な表情は、特別な存在である彼ら・彼女たちも、実はやはり私達のいるこの世と繋がっているのだ、という親近感を持たせてくれます。
一番インパクトの強かった写真は、“Bridel”のラヴェルの1㍑近くはあろうかという大瓶(牛乳???)を片手で腕の筋肉もあらわに笑顔でかかげるマリ=アニエス・ジロ。これ飲んでそこまで育ったんすね???という妙な説得感があります。
そして、一番心に残った言葉。
イリ・ブベニチェクの、“今日戦争と飢餓のある世界の中において、バレエが愛のメッセージと魂の統一を強く明確に表現する芸術であることを信じております。”
ニーナ・アナニアシヴィリの祖国グルジアに、一刻も早い平穏の訪れることを祈ってやみません。
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