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2013.04.08 (Mon)

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」演奏会形式 東京春祭ワーグナー・シリーズ 4月4日 15:00 東京文化会館

東京・春・音楽祭の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(演奏会形式)に行ってきた。といっても今日(7日)のじゃなくって、4日の木曜の。

クラウス・フロリアン・フォークトの声には独特の美しさがあるなぁ。声だけではない。舞台に登場したその姿には、目を惹きつけられるハッとする美しさあり。大きな身体なのだけれど、なんだか天使みたいな印象を与える人。翼に乗って飛んでいくような歌声には、純粋で混じり気のない輝きがある。ホールの中に詰まった空気を震わせて冴え渡り、客席まで真っ直ぐに届けるインパクトの強さには、歌い出しの際のたまさかの声の割れなど如何ほども気にならない。耳の中に響くその美しさに陶然。

アドリアン・エレートのベックメッサーの達者な演技っぷりは、大いに楽しめた。演奏会形式のこの日の公演。エレートは目の前に置かれた楽譜に目を落とすこともまるでなく、しまいには、その用無しの楽譜さえ憎々しげに小道具扱いしてしまう愉快な様子に、ベックメッサーというキャラクターを存分に味わうことができた。

ダフィトのヨルグ・シュナイダーとマグダレーネのステラ・グリゴリアンは楽譜に目を落とし気味。素敵な衣装に装飾品を身に着けたグリゴリアンの大きな瞳をもう少し拝みたかったもの。

そしてハンス・ザックスの立派なお声のアラン・ヘルド。ホールの上方席からの観劇であれば、彼の頭しか見ることができなかったのではないかと思えるほど、楽譜に忠誠を尽くされていました。まるで診察室で患者に目をやらずにPCの画面を眺めている医者を見るよう。

お声は朗々としたザックス。心に想うエファへの語りかけも、まるで十代の少年がはにかむように彼女と目を合わすことができない。彼が心に慕っていたのは譜面台に躍る音符の数々?これじゃぁ思いを込めてザックスに向けて歌うアンナ・ガブラーがあまりにお気の毒。

ザックスのその姿を見続ければ見続けるほど、こちらの心もだんだん萎えていく。この日が自分にとって「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の初めての実演の鑑賞。いつかきっと今度は演奏会形式ではなく舞台で。


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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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