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2012.11.29 (Thu)

「白鳥の湖」 スコーリク & セルゲーエフ マリインスキー・バレエ 11月29日 13:00 東京文化会館

「白鳥の湖」はもうそろそろいいや、と思いながらも結局取った5階席。結果から言えば・・・やっぱり行けてよかった。宮殿に集う人々の衣装は華やかできらびやか。民族舞踊も楽しく、ちょっとゴタゴタしてて陰陰滅滅気味だった気分も吹っ飛んでしまった。

グレゴーリー・ポポフの道化もなかなか男前。しかも愛嬌あり(道化だから当たり前だけど)。目を真ん丸くして剽軽な表情を見せたかと思えば、次には真剣な面持ちでグランピルエットをどんどん回る。楽しい。

また、パ・ド・トロワが思わぬ美しさ。「ラ・バヤデール」の精霊姿に目を引かれたアナスタシア・ニキーチナがこちらでも美しく、跳ねる足捌きも軽やか。また、男性舞踊手、長身のアンドレイ・ソロヴィヨフが表現力豊かに長い手足を使い、着地も猫のようにしなやか。見応えがあった。

そして王子のアレクサンドル・セルゲーエフ。確かこの日は元々アナスタシア・マトヴィエンコ & イーゴリ・コルプの組み合わせだったのが、一転二転してスコーリク & セルゲーエフと相成ったのだ。コールプみたかったのに~、セルゲーエフってタイプじゃないのに~・・・なんて思ってた私の間違いでした。セルゲーエフが実に美しかった。憂愁のソロの表現力が素晴らしい。指の先までの美しい動き、そしてピルエットの回転の一つ一つにまで意味を持たせるかのような優美な動きが、ジークフリート王子というキャラクターを全身で捉えきっていた。理想的な王子。

オクサーナ・スコーリクのオデットにオディール。スコーリクは、プロポーションも完璧なら、動きも完璧。美しい。ただ、この間、ダニール・シムキンの〈インテンシオ〉でイリーナ・コレスニコワの女優ばりのものすごい白鳥に黒鳥をみたばかりだからなぁ。コレスニコワは肉食系。スコリークは草食系かな?伝わってくる温度が少ぅしひんやりするような、なんて思っていたら、あら~、見せ場のグラン・フェッテの下り方が完璧なものではなかったのかしら、そこで思わず見せたスコーリクの笑顔に一度に惹きつけられてしまった。その後、セルゲーエフの王子を見事に騙すに至るまで、一気にみてる方もテンションが上がる。おぉっ、すごいぞ。(続く)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  23:55 |  バレエ公演  | CM(2) | Top↑

やっぱり白鳥の湖は何度見ても良いですね。
ロパートキナ&コルスンツェフで見てきました。一つのバレエ団で究めて築きあえたパートナーシップだと感じました。周りとの息も合っていますね。

今年はボリショイの白鳥に始まり、マリインスキーの白鳥で終わる、感じです。(実際はボリショイの前にパリ・オペラ座のガラでしたが、全幕だけで考えればそんな感じです。)



mei |  2012年12月04日(火) 00:12 | URL 【コメント編集】

meiさん、こんばんは。
meiさんの2012年は白鳥に始まり白鳥で締めることとなったのですね。
もう観劇の回数もずい分重ねた「白鳥の湖」。
それでもみる度に新しい発見のあるところに
人間の演じる生の舞台の魅力を感じます。
そういえば、小野絢子さんの白鳥はまだみていないかも、
ということに気づけば、俄然またみたくなってきました。
miya |  2012年12月06日(木) 23:57 | URL 【コメント編集】

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