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2012.08.30 (Thu)

第13回世界バレエフェスティバル<ガラ プログラム> 8月16日 17:00 東京文化会館 その11

「間呑」と筆遣いも鮮やかに、アピールもでかでかとはなはだしい大きな看板のかかった屋台では、既に至芸(?)のご披露を終えたゴールドのラメの輝きも怪しいマラーホフに、白のチュチュのメルクーリエフ、そしてキトリの赤のドレスのワシーリエフといった面々が、座り込んで呑み始めている。

ライモンダであるメルクーリエフの頭の上には、羽根飾りが高々と立てられている。恐らく通常は、そんな大きなヘッドドレスをつけて踊ることも無いであろうメルクーリエフ、「間呑」の看板の桁下(?)を計り違えたか、図らずもつっかえてしまうところがまた楽しい。

ここでゴメスのまさかの嬉しい再登場。「ラ・バヤデール」の赤の衣装のニキヤ。愛するソロルとガムザッティの婚約を目の当たりにし、悲しみ嘆く踊り。哀切な短調の旋律の響きと同化した、ゴメスの哀感たっぷりの表現力が素晴らしい。ニキヤとしての心からの悲しみが、ゴメスの目から溢れてくる。

しかし、役者のマルセロ・ゴメス、このまま只の悲しみだけでは終わらせない。ファニー・ガラだもの。確かに表情は悲哀に満ちたゴメスが、悲しみに身体を美しく反らせる振付。あれは反りは反りでも・・・海老反りだわ。床に腹ばいのまま見事に反らせた身体は、腕を後ろに回して足首辺りをしっかり掴んでいる。客席大爆笑。

真面目に美しく踊りつつ、可笑しな技を繰り出すゴメス、調子に乗りついでに、とうとう腰まで楽しそうに揺らし始める。かと思えば、ポワントからア・テールへ移行しての、思わずはっとさせられたくらい美しいアティチュードに感嘆したり。(まだ続きそう)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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