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2012.06.06 (Wed)

「白鳥の湖」 シュツットガルト・バレエ団 6月5日 18:30 東京文化会館 その2

アリシア・アマトリアンが素晴らしかった。手首の傾げ方、肘の角度、アリシアの腕の動きは空気を含んだ羽根のよう。オデットの人間としてのフォルムの後ろに、様々な表情をみせる白鳥が浮かび上がってくる。

ロットバルトに捕われた呪わしい運命を背負う白鳥は、王子の住まう人間界からは、隔絶された世界に追いやられている。王子は異世界の者に美と愛を見出し、王子との出会いに初めは恐れをなしていたオデットの心も、いつしか優しい青年の求愛に搦め捕られていく。

極めてテンポもゆったりとしたアダジオの音を余さず使う、重力をまるで感じさせないアリシアの白鳥。フリーデマン・フォーゲルのジークフリート王子にリフトされた高い位置から、再び地に戻り脚をつける動きも、空を舞う本物の鳥が着地するような自然さ。あぁもうこの人は白鳥そのもの。鳥の化身として人間の表現し得る動きには、恍惚感を覚えるくらい。アリシア、すご過ぎ。(続く)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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