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2012.04.01 (Sun)

「NHKバレエの饗宴 2012」 3月30日(金)19:00 その3

4.牧阿佐美バレヱ団
『ライモンダ』第3幕から「グラン・パ・クラシック」
振付:マリウス・プティパ 改訂振付:テリー・ウエストモーランド
音楽:グラズノフ

ライモンダ:伊藤友季子
ジャン・ド・ブリエンヌ:京當侑一籠
グラン・パ・クラシック:吉岡まな美、笠井裕子、日有梨、坂本春香
            茂田絵美子、米澤真弓、久保茉莉恵、中川郁
            塚田渉、今勇也、菊地研、中島哲也、石田亮一
            清瀧千晴、濱田雄冴、中家正博
ヴァリエーション:青山季可
パ・ド・カトル:細野生、上原大也、篠宮佑一、清瀧千晴
パ・ド・トロワ:吉岡まな美、茂田絵美子、久保茉莉恵

牧阿佐美バレヱ団の事情については全く知らないけれど、これまでの公演で主役をダブルキャストで務めていることも多いと見受けられる伊藤友季子さんと青山季可さん。今回のライモンダ役をどのように決めたのだろう、なんてことが頭の隅を掠めながらの鑑賞。まさかジャンケン?青山季可さんは表情よく、みごたえがあった。それからとても楽しめたパ・ド・カトルの男性4人。

5.東京バレエ団
『ザ・カブキ』から第八場「雪の別れ」、第九場「討ち入り」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:黛敏郎

由良之助:柄本弾
顔世御前:二階堂由依
ヴァリエーション1:松下裕次
ヴァリエーション2:長瀬直義
波:乾友子、高木綾、奈良春夏、吉川瑠衣、矢島まい、
  渡辺理恵、川島麻美子、小川ふみ
亡霊:高岸直樹

生演奏からは格別の力が伝わってくる。顔世御前の白塗りの顔は表情を消したようにみえるのに、そこからにじみ出てくる悲しみ・・・二階堂由依さんの恵まれたプロポーションが、悲しみに存在感を与える。松下裕次さんも長瀬直義さんもいい動き。クライマックスに向け音量を増していく男声合唱に、なんだかトランス状態に陥るような感覚に。フィナーレでは、中央に都さんと並ぶジョゼフ・ケイリーから前に出るように促される二階堂さんの姿が初々しくみえた。東京バレエ団では、26年の長きに渡り活躍した井脇幸江さんの退団が3月31日付けで発表された。かたや、全国放送される公演で主演する若手の二人。世代交代の波を感じる。

6.吉田都/ジョセフ・ケイリー
『真夏の夜の夢』から「オベロンとタイターニアのパ・ド・ドゥ」
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
編曲:ジョン・ランチベリー
タイターニア:吉田都
オベロン:ジョセフ・ケイリー
      (英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 プリンシパル)

人間界とはまた違った独自のルールで森の中に棲息する妖精たち。その世界を、そっと内緒で覗きこませてもらったような感じ、そして宝石のように貴重でひそやかな空間を体験した思い。そんな吉田都さんとジョゼフ・ケイリーのパ・ド・ドゥ。舞台にまず姿を現したケイリーの、オベロンのメーキャップの施された妖精王の表情に一度に心を捉われてしまった。そして、都さんのタイターニアの美しい足捌き、空気の流れを一瞬かき乱すような愛らしい腕捌きから目を離すことができない。この至福の時間をもっと味わっていたかった。



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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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