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2012.02.19 (Sun)

「シンデレラ」 Kバレエカンパニー 2月8日 14:00 オーチャードホール その4

式典長の首をはねろとの命令を受けた兵卒たちが、ルーク・ヘイドンの継母の前に、槍を恐ろしげに交差する。その危機に、継母を助けて、とばかりに思わず駆け寄る東野シンデレラの勢いには泣けた。だって、シンデレラ、これまでこの継母に散々にいじめられていたのだもの。亡くなったお母さんの大事な大事なポートレートを暖炉の火にくべたのも、この継母。お城の舞踏会の招待状をドキドキと見ていたら、継母に取り上げられてしまい、悲しくなって涙も流れたっけ。

そんな悲しい思いをしたことも忘れ、継母を助けたさに瞬時に身体の動いてしまったシンデレラ。継母は継母で、シンデレラが自分を守ろうとした行いを目の当たりにし、これまでの意地悪な姿を正し心を改める。ヘイドン継母の継子を受け入れようとする動きに、意外にも矜持をもった品が感じられるものだから、シンデレラの美しい心もとってつけたものにならず、ごく自然に受け入れることができた。そして、恐ろしく意地悪だった義理の姉たちも、母に諭されて戸惑いながらもシンデレラと和解する。この一連の場面には思わず涙がどうと流れてしまった~。

ボロ服のシンデレラをガラスの靴の持ち主と認めた秋元王子の表情は、このうえない喜びで輝く。シンデレラは両の足をガラスの靴に差し入れ、王子の前にトウで立ち、王子はシンデレラに心を捧げる。道化が振りまくキラキラが二人に上に美しく舞う・・・ボロ服のまま、喜びの王子にロマンチックにリフトされるシンデレラの姿が美しい。そしておとぎ話はいよいよ大団円に。

浅川紫織さんの仙女が腕を伸ばし、魔法の粉をキラキラと散らすように肩をシェイクすれば場面が転換。白いスモークがたかれた夢のような舞台に、鹿から今度は人間に変身した男性4人が馬車を引いてくる。その中に寄り添う幸せに満ちた二人。盛り上がる音楽。馬車から降りれば、シンデレラのみならず王子まで、白にゴールドのキラキラな衣装の長裾を引く。降り注ぐキラキラな星屑を見上げる幸せで一杯な二人。シンデレラと王子の仲良く寄り添う後姿に、おとぎ話のハッピーエンドのどこまでも広がる夢で胸が一杯になった。(まだ続く・・・のか)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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