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2012.02.14 (Tue)

「シンデレラ」 Kバレエカンパニー 2月8日 14:00 オーチャードホール その3

お城の広間にピアノのグリッサンドの響きと共に登場した秋元康臣王子。この秋元王子が高く飛び、しなやかに舞い、正確に踊る。のびのびとした明るさに、屈託の無い王子の育ちのよさが滲む。

シンデレラの舞踏会への登場がまたとても素敵。明かりの落ちた舞台に、キラキラする音と共に星のコールドたちが、夢を運びこむように出現したと思えば、東野泰子さんのシンデレラが、夢見る表情で舞台奥の階段から、一段一段そ~っと下りて来る。ゴージャスなマントを取れば、繊細で美しい装飾に輝くドレスが目に飛び込んできた。東野さんのシンデレラには、もううっとり。

シンデレラと王子は、お互い触れ合い、ハッとして一度は離れ、けれど、視線を相手から離すことができない。再び近寄った二人が仲良く会話する様子が、とても愛らしかった。足音も聞こえぬくらいの東野さんの軽やかなピケターンに、シンデレラの喜びが溢れ、秋元さんのふわっと滞空時間の長いアントルラッセに、おとぎ話の夢が浮遊する。シンデレラが王子に高く高くリフトされたクライマックスを遮るのは、真夜中の12時を打つ時計の音。

赤の道化師と青の道化師の持つ大きな針が、とうとう一直線に合わさってしまった時、シンデレラにかけられた魔法は少ぅしずつ効き目を失ってしまった。あっという間に駆け去るボロ服に戻ったシンデレラ。王子は、彼女の残した靴を手にする。かき消すようにいなくなってしまったシンデレラに、心よりの思いを馳せる秋元王子の表情がたまらない。(続く)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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