FC2ブログ
2012.02.04 (Sat)

「スパルタクス」 ボリショイ・バレエ 1月31日 18:30 東京文化会館 その2

ボリショイ・バレエのまぁなんて見事な「スパルタクス」だったこと。

力強い音楽に、力強い踊り。この世の中には一体なんてすごいものがあるのだろう、と驚かされるくらいの舞台が、目の前に繰り広げられる現実。ほんとうにすごかった。

力強く高い余裕の跳躍で、スパルタクスというキャラクターを造形するイワン・ワシーリエフ。クラッススのアレクサンドル・ヴォルチコフは、跳躍の連続で権力を誇示。エカテリーナ・シプーリナ踊るクラッススの愛人エギナは、後ろに振り上げる脚をどこまでも高く理想の形に連続させて奔放な美に強靭な迫力を加え、そしてスパルタクスの妻フリーギア、スヴェトラーナ・ルンキナの、女性らしい柔らか味がなんて美しいこと!

それぞれのダンサーが振付の理想の形を次々に繰り出し、それぞれのキャラクターの性格を際立てていく、それには圧倒されっぱなし。そこに響く勇壮な管弦楽がまたほんとうに素晴らしい。視覚的にも聴覚的にも、心をがっしりと鷲掴みにされた。

それにしても、スパルタクスを実際に舞台に出現させたワシーリエフの力のすごさといったら!!いとも簡単に重力から解き放たれたその姿は躍動感に満ち、空高くを両の脚で鋭く切り裂いてみるわ、思い切りよく弓なりに身体をしならせるわ、カジョール・リヴァルタットを易々ときめるわ、ピルエット・ア・ラ・スゴンドはどこまでも回るわ、一体どんだけすごい~!の姿には圧倒されっぱなし。そしてあれだけ高く飛翔してみせた後には、着地の脚が地をしっかりとつかみ取る。その確かさが、「スパルタクス」の物語をなんて力強く語ること。

スパルタクスがスパルタクスなら、彼の仲間達もボリショイ・バレエのダンサー達が只者ならぬ力強さをみせる。その強兵を統率するだけのあり余る説得力を有するワシーリエフのスパルタクスは、ほんとうに素晴らしかった!
(続く)


関連記事

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  14:47 |  バレエ公演  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック


 | HOME | 

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

FC2カウンター