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2012.01.26 (Thu)

「ラ・ボエーム」 新国立劇場 1月22日 15:00 その3


新国立劇場 2012.1.22 


薄幸感にじむヴェロニカ・カンジェミのミミ。双眼鏡で表情を覗けば、「私の名はミミ」で遠くの青空をみつめる目に、どこか浮世離れした清純さが浮かび、とても美しい。また、ミミを愛したロドルフォのパク・ジミンは、情熱に溢れた声を伸びやかに響かせる・・・

・・・なんだけど、ミミとロドルフォの恋に、自分の気持ちがもひとつ盛り上がっていかないのは何故???が雪の降り積もる第3幕でわかったような。雪の降りてくる暗い空の中に消えていきそうな風情のミミを抱きしめるロドルフォ。そのロドルフォの、ミミを抱擁する腕の力から、ミミを愛する情熱の温度が伝わってこなかったからかも。雪の降りしきる暗い舞台の上、愛し合いながら別れなければならない彼らのこの影の薄さといったらなんだろう、というくらい、暗闇に吸い込まれていきそうな二人の姿であった。温度の低いその場に飛び込んできたムゼッタの嬌声には、ほっとした。ムゼッタとマルチェッロの賑やかな罵り合いに気を取り直す。

愛を描く物語では、オペラの場合は歌唱が大事なのはもちろんだけれども、女性を扱う男性の手つきひとつで、こちらの気持ちも盛り上がって熱くなったり、またそうはならないことも・・・ってね。


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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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