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2012.01.15 (Sun)

<ニジンスキー・ガラ> 東京バレエ団 1月14日 15:00 東京文化会館 その1

「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:吉川留衣

ディヌ・タマズラカルの薔薇の精って一体!気持ちを高ぶらせたであろう舞踏会の余韻に浸りまどろむ美少女。眠り込んだ少女の秘めやかな寝室の空間に不意に降り立ち、ふくよかな芳香が漂うごとく、美しく舞い踊る薔薇の精。その世界観を、両の腕の回しかた、肩の使い方、腕、手首のしなやかさで柔らかく美しく表現する様子がごく自然に連続する。ダンサーとしての自分を誇示するよりも何よりも、作品の世界観を大切にする様子が伝わって来る。とても美しかった。

吉川留衣さんの少女が可憐。豊かにギャザーの取られた純白の清楚な衣装のなんて似合うこと。ディヌの薔薇の精との戯れが美しい。


「牧神の午後」
牧神:ウラジーミル・マラーホフ
ニンフ:上野水香

マラーホフ!舞台に牧神の拵えで立っているその佇まいが、動きを伴わなくてももう牧神そのもの。

カーテンコールでは、作品の世界観を保つ平面的な横を向いた姿で、下手より舞台中央にゆっくりと進む。ヒタと止まり、顔だけを客席に向けて一礼。そのまま再び二次元の世界に戻る牧神。その絵を強く印象づけるように、照明が一気に落とされる。

岩の上でニンフの残したスカーフに戯れ、ゆっくりと俯せに横たわり最後に果てる。マラーホフの牧神にはエキセントリックなところはかけらもなく、空気のようにごく自然にその世界に存在していた。

(続く)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  22:58 |  バレエ公演  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

いつも拝見しています。

私もディヌ・タマズラカルの腕の動きがさりげなく美しく、、雰囲気作りがきちんとされている優しい薔薇の精だったと思います。「作品の世界観を大切にする様子が伝わって来る」とは、まさに同感してしてしまい、コメントを入れさせていただきました。

キトリ |  2012年01月17日(火) 11:08 | URL 【コメント編集】

キトリさん、こんばんは。
訪れくださいまして、ありがとうございます。

キトリさんのおっしゃる
「雰囲気作りがきちんとされている優しい薔薇の精」、
その通りのディヌ・タマズラカルの薔薇の精でした。
目を閉じると、
空間をふうわりと舞うディヌの薔薇の精の姿が
瞼の裏に美しく浮かびます。
とても素敵でした。
miya |  2012年01月18日(水) 00:05 | URL 【コメント編集】

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