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2011.10.27 (Thu)

映画「今日と明日の間で」 第24回東京国際映画祭


映画「今日と明日の間で」


第24回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門正式出品作品
映画 「今日と明日の間で」
 ワールドプレミア上映 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6で


いい映画だった。早い時期に踊ることをみつけ、その時からひたすら踊り続けてきた首藤康之さん。これまでに首藤さんとの深い交流のある中村恩恵さん、斎藤友佳理さん、小野寺修二さん、シディ・ラルビ・シェルカウイらにより、首藤さん像が語られる。そこに共通するのは、首藤さんは無器用であるということ。無器用だからこそ、目の前にある困難とみえるものをひたすらに追い求めていくのだろうな。一途に進んでいく首藤さんの目の光は、特別に澄んだ輝きを放っている。

舞踊の世界にクラシックから入り、コンテンポラリーの世界に足を踏み入れていく首藤さん。「アポクリフ」では、シェルカウイ曰く、クラシックの道を進んできた者には困難な動きもあったらしいけれど、異種の世界と交わる開かれた心を持つ首藤さんはひたすら前に向かい進み、壁を越えた時に一つの高みに到達する。そのために、繰り返される稽古、稽古、稽古。繰り返しを厭わず、その結果、一度獲得したものは二度と手放すことのない首藤さん。無器用な"天才"である所以。

首藤さんがみせてくれたのは、一人のダンサーとして、というよりも、一人の人間として、一つのものを追い続けるひたむきな生き方だった。

オープニングとフィナーレでは、中村恩恵さん振付の「Between Today and Tomorrow」を首藤さんが踊る。素晴らしい。首藤さんは、これからも一日一日舞踊に捧げる人生を送っていくのだろう。「Between~」では、椎名林檎さんのピアノソロに始まって、やがてストリングスが加わり緊張を高めていく音楽もとてもよかった。


東京都写真美術館ホールで2012年1月7日(土)~1月29日(日)
銀座テアトルシネマでは、2012年1月7日(土)~2月3日(金)の公開。


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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