FC2ブログ
2011.08.16 (Tue)

オールニッポン バレエガラコンサート2011~日本人バレエダンサー達による復興支援チャリティ~ 8月15日 18:00 メルパルクホール その2

第1部
「くるみ割り人形」第1幕より
 クララとくるみ割り人形のパ・ド・ドゥ

音楽:チャイコフスキー 振付:石井清子
志賀育恵、春野雅彦

西島千博さんや吉田都さんの幕開きの挨拶のあったばかりの舞台が、白のドレスのクララと赤の衣装のくるみ割り人形の王子の登場で、一気にファンタジー・ワールドに。ふわりとした柔らかく美しいリフトが夢の世界にいざなう。

「spiel」
音楽:frifot 振付:橋口晋策
白椛祐子、吉瀬智弘

男女ともに白のカジュアルな衣装。女性はキャミに膝上フレアースカート、男性はポロシャツに短パン。ピクニックか何かで若いペアが楽しく明るく戯れるよう。

「エスメラルダ」よりディアナとアクティオンのパ・ド・ドゥ
音楽:プーニ 振付:ワガノワ
河野舞衣、荒井英之

野性味のある荒井さん、やや浅黒い肌に鋭い眼光。高い跳躍、荒々しい力強さ。手を突き上げるポーズに確かな逞しさを感じる。河野さん、長い手脚で一つ一つの形がとても美しい。

「Vertigo Maze」
音楽:Johann Sebastian Bach 振付:Stjin Celis 衣装:荻野緑
浅見紘子

上背のある説得力のあるボディ。しなやかに張り詰めた美しさに目を奪われる。首筋のみえるショートスタイルの髪。ゴールドの質感の照明の中で、人間の女性の身体の存在感を力強さを伴う動きでアピール。

「little happiness」
音楽:ドビュッシー 振付:キミホ・ハルバート
キミホ・ハルバート、上野天志

初めは怯える表情を見せていたキミホさん、いつしか上野さんとの間に春風のように温かい関係を作り出していく。キミホさんがリフトで空中を美しく舞う。次第に明かりがおちていき、哀しみをみせる女性は、喜びをみせる男性に後ろから抱かれる。動物的な仕種で男性の腕をクンクン嗅いでみせる女性は何かの化身だったのかな。キミホさんが両手を口に当てふうっと息を吹くポーズは何を意味していたのだろう。音楽は「牧神の午後への前奏曲」。

「Songs of Innocence and of Experience」より O Solitude
音楽:ヘンリー・パーセル 振付:中村恩恵
大嶋正樹

中村恩恵さんが体調不良で出演できなくなり、大嶋さんが代演。久し振りにみた大嶋さん。敏捷な動きに柔らかい動き、鋭い動きに粘り強い動き。動と静の入り混じった表現の変化がしなやかに冴えわたる。

「bitterroot」
音楽:M.Feldman H.Gorecki 振付:松崎えり、増田真也
松崎えり、増田真也

「ジゼル」第2幕よりジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥ
音楽:アドルフ・アダン 振付:谷桃子
永橋あゆみ、三木雄馬

永橋さんの精霊ジゼルの動きが儚く美しい。すごい勢いで回って飛ぶアルブレヒトの三木さん、全幕でならひいちゃうかもしれないけれど、ガラ公演なら楽しめる。

「Lilly」より抜粋
音楽:Pink Martini 振付:+81
青木尚哉、柳本雅寛

めっちゃユニークで楽しい作品。スーツ姿の男二人。まずは真っ暗な中、奇妙な音が響くと思えば、それは死体のように横たわる男の腕をもう一人の男が持ち上げ、床に落としてぶつける音だった。いつしかからまりじゃれあう二人の間が絶妙。客席からもしばしば笑いが沸き起こる。日常の中のクールな非日常が粋に展開される。

「瀕死の白鳥」
音楽:C.サン=サーンス 組曲「動物の謝肉祭」
原振付:M.フォーキン 改定振付:畑佐俊明

酒井はな

前の演目に呆気に取られて笑って楽しんだら、そのすぐ後に瀕死の白鳥。いきなり正統派作品に頭を切り替えることができるかしらん、と一瞬は不安に思ったけれど、酒井はなさんの白鳥の力技にすぐさまぐいぐいと引き込まれていく。今にも息絶えそうな表情のはなさん。腕の表現はもとより、ポワントの脚先が柔らかく美しい。


関連記事

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  23:28 |  バレエ公演  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック


 | HOME | 

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

FC2カウンター