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2011.08.05 (Fri)

サイレント映画鑑賞で


カプチーノ
シネマヴェーラの1階のカフェで


サイレント映画ってのを今の時代に映画館でみるってことは、ほんとに文字通り“サイレント”な空間に身を浸すことであって、目の前の白黒の映像の中の美男美女たちが、泣いたり笑ったり、抱擁したり愛を告白し合ったりしている、そのどれもが全くの無音のまま。

公開当時には、弁士の語りやら楽団の演奏やらで、映画館の中もさぞにぎやかだったのだろうけれど、今の世では、そんなことは料金も特別なイヴェントでしか体験することができないだろう。

いまだに上映されるサイレント映画の数々は、内容のよさのためにきっと残り続けているのであって、今までみに行ったいくつかのサイレント映画ではハズレはなし。なので、スクリーンに繰り広げられる映像には目を奪われるのだけれど、問題はその間の“静寂”。

BGMどころか、ものの見事に音が無いので、観客のちょっとした身動きの音も、ストレートに耳に伝わってくる。自分だって座席でずっと同じ態勢はとっていられず、身じろぎの音はたてるから、他人のそれも全然気になんないのだけれど、ちょっとこれはな~、というのは、物を食べる音。スクリーンの中で一家揃って美味しそうに食事を取る場面などが出てくると、同じように食欲をそそられるのでしょう、レヂ袋からゴソゴソと食べ物を取り出し、その次にはお口の中で咀嚼する音がきれいに響いてくるわけなのですね。

いびきも当然聞こえてくる。お腹がグーと鳴るのもグルグルキューと鳴るのも。コンサートでも気になったことのない生理現象のための音でさえ、否が応でも耳に入ってくる。何連発、なんてのも見事にクリアに数えることができます。

音とのちょっとした戦いでもあるサイレント映画鑑賞。この次行く機会があれば、耳栓持っていくのもいいかもね。なんていいながら、自分のたてる音には案外気づいていなかったりするのも怖いけれど・・・(そういやお腹は鳴っちゃったよ)


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テーマ : 日記 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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