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2011.07.17 (Sun)

<マニュエル・ルグリの新しき世界II>Aプロ 7月16日 14:00 ゆうぽうとホール その2

「ホワイト・シャドウ」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:アルマン・アマー

マニュエル・ルグリ、パトリック・ド・バナ
吉岡美佳、上野水香、西村真由美

松下裕次、氷室 友、小笠原亮、宮本祐宜、岡崎隼也
高木 綾、奈良春夏、川島麻実子
梅澤紘貴、谷口真幸、井上良太、杉山優一、中村祐司
吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵、河合眞里、河谷まりあ

「ホワイト・シャドウ」をみるのは初めて。ルグリとバナの二人が踊り始めると、空気が変わる。この二人は、舞台の上に広がる空間、そしてそこに響く音に、まるで溶け込むように自在に踊る。二人で一人、一人で二人であるかのよう。離れていてもシンパシーが飛び交い、腕が絡み合えば、一つとなり戯れることを楽しんでいるように感じる。空間に力強く、同時に柔らかく伸びる腕は、何も無いところから何かを生み出しているようにもみえる。まるで目に見えないくらいの小さな生命体を可視化してみせたかのように、二人の動きは永遠にたゆたう。

ルグリは、音の水の中をどこまでも柔らかく漂う。人の身体の動きが生み出す素晴らしい瞬間に立ち会えた、と思える至福の時をしばし過ごす。また、美しい照明に美的感覚の高い衣装は、女性ダンサーたちを特に美しく見せていた。

カーテンコールでの、バナ、ルグリが団員たち皆と肩を組み前に進み、またその後、バナは団員たちに向かい膝を折り畳み手を膝に置き一礼、再びバナから皆を促し肩を組む様子からは、一つの作品を共同で作り上げた喜びが伝わってきた。

コンテンポラリーでは、場の空気を作り出す動きを連続させていく大切さをヒシと感じさせられた。踊りで人を圧倒させる表現力がクラシック以上に必要とされるのだな、などとその難しさにも思いを馳せる。


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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