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2011.06.21 (Tue)

ハーディング・新日本フィル チャリティーコンサート -3.11東日本大震災、明日への希望をこめて- 6月20日 19:15 すみだトリフォニーホール


ハーディング・新日本フィル チャリティーコンサート


大震災の当日、日本に居合わせ、そして会場に集まることのできたわずかな聴衆の前で指揮棒を振るという体験をしたダニエル・ハーディング。震災後のハーディングからのメッセージに感銘を受け、MET公演との連続となってしまったのですが、新日本フィルとのチャリティー公演にすみだトリフォニーホールまで出かけてきました。


追悼の思いの込められた「エニグマ変奏曲」より 第9変奏 “ニムロッド”。死者の魂を慰めるかのように弦の音が途切れなく大きくたゆたい、管打が加わる。音の波がどこかに帰っていくかのように静まりゆくとともに深く長い黙祷を捧げる指揮者の背中には、言葉にならぬ思いが表されていた。

そして、3月11日にも演奏されたマーラーの5番。悲しみの足音より輝かしき歓喜まで、その大きな振れ幅に存在する感情を身体の動きを豊かに使い表現してみせる。響き渡ったホルンが耳に残る。

ハーディングの思いのこもったこの日、割れんばかりの拍手が指揮者を何度も舞台に呼び戻す。思わずこぼれるハーディングの大きな笑顔に観客のテンションはさらに上がり、すみだトリフォニーホール会場内の体感温度も何度か上がったのでは、と思わせられる熱い時が満ちていた。


客席からロビーに出ると、えっ???そこには、つい先程まで観客の歓喜にこたえていたハーディングの姿が。透明の四角い箱を自ら抱え、新日本フィルの団員たちと義援金を募っている姿に、心からの思いを感じる(先だってのマーラー・チェンバー・オーケストラの演奏会では休憩時間にその姿が見られたことは聞いていたのだけれど、今晩も舞台から劇場ロビーの入口近くまで飛んでやってきてくれていたのだなぁ、とびっくり)。


新日本フィルハーモニー交響楽団:ハーディング最新インタビュー
「この交響曲を演奏するたびに、私は3月11日を思うことでしょう」
―ダニエル・ハーディング(新日本フィル Music Partner of NJP)



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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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