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2011.05.10 (Tue)

「アラジン」 新国立劇場 5月8日 14:00 その2


新国立劇場 「アラジン」 2011.5.8 


楽しい楽しいスペクタクル・ファンタジーだったデヴィッド・ビントレー演出・振付の「アラジン」。

ふんだんに用意されている数々の見せ場・・・第一幕の財宝の洞窟での宝石たちの絢爛たる踊り、第二幕の宮廷で、ランプから出てきたランプの精ジーンたちの魔法の光がきらきらするような楽しい群舞、第三幕で舞台を練り歩く金に輝くドラゴン・・・その華やかさには、たくさんのファンタジーがぎゅっと盛りだくさんに詰まっていて、劇場での数時間、魔法で夢をみせてもらったようなエンターテイメントの時を過ごせました。

そして、目の奪われる場面の連続する中、一際輝いていたのがプリンセスの小野絢子さん。輿から降りてきたお姫様の小野さんには、ファンタジーにふさわしい、愛らし過ぎる可愛らしさが輝いています。八幡顕光さんのアラジンにりんごを投げられ、思わず受けとったプリンセスの瞳に宿った不思議な光は、物語の新たな展開を期待させる、キラキラとした不思議な光に満ちていました。

第二幕の、放射状の照明にスモークが、なんともいえないなまめかしい情緒を醸し出す浴場のシーンでは、アラジンにさっきのりんごを投げ返すプリンセス。2人の心を結びつけたりんごの赤が目を射ます。ランプの精ジーンの魔法で立派な若者となったアラジンとプリンセスのパ・ド・ドゥがまた美しい。風に乗るような軽やかなリフトに、小野さんの品よくしなやかな笑顔が輝きます。若樹の甘い匂いが香り立つような清々しい輝きをみせる小野さんからは、これからもさらに大きく華を咲かせていくだろうという予感さえ覚えました。

幸せな結婚、そして、第三幕、居室でゲームに興ずる2人の姿の可愛らしいこと。ここからも、プリンセス危うしの展開にワクワクドキドキさせられます。マグリブ人の捕らわれの身となったいたいけなプリンセス。赤の扇情的なハーレムパンツ姿で、マグリブ人を眠らせるために物憂い音楽に身をくねらせながら、手に持った杯に眠り薬を入れるようにアラジンに催促する姿や、その盃を口にし意識のあやうくなってきたマグリブ人を恐れて目を大きく見開く姿もキュート。

ランプの精ジーンの魔法の絨毯がプリンセスとアラジンを乗せて飛ぶしばしの夢の世界から大団円へと、清潔な色気に、しなやかで豊かな情感たっぷりにプリンセスを生き生きと表現する小野さんの姿からは目を離せません。(続く)


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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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