FC2ブログ
2010.09.20 (Mon)

「椿姫」 英国ロイヤル・オペラ 9月19日 15:00 NHKホール その2

今日の英国ロイヤル・オペラ「椿姫」には泣けた泣けた~

。+゚(´д`。)゚。+。、

哀しい愛が見事に美しかった。

ロイヤル・オペラ、てほんっと歌に管弦楽に心がこもっていたなぁ。


で、エルモネラ・ヤオの降板。これは致し方ない。第一幕後の休憩の間には、きっとそうなるだろうなぁ、と予測していた通り、第二幕の始まる前に、ロイヤル・オペラのジェネラル・マネージャーさんが登場。観客に、もう一度私が登場するとは思われなかったでしょう(第一幕の始まる前にも、ゲオルギューの降板についてその同じ方から幕前でアナウンスがあったため)、などというフリに続き、ヤオの降板、そしてアイリーン・ペレスへの交代が告げられる。

第一幕でのヴィオレッタのエルモネラ・ヤオ、華やかなドレスがたおやかに似合うとても美しいヴィオレッタ。優雅な身のこなしがヴィオレッタの姿をさらに優美にみせる。ジェームズ・ヴァレンティのアルフレードと恋に落ちる瞬間の二重唱などは、二人の声が官能的に絡み合い溶けるように美しかった。

そのヤオさん、それまでにも一抹の不安がないではなかったのだけれど、「花から花へ」で致命的な歌唱を聴かせる。遠くから聴こえてくるアルフレードの「神秘的で崇高な愛」を挟み、2度繰り返される、下降するフレーズを重ねながらどんどん音が高くなってゆく、そのソプラノを美しく転がせる聴かせどころの高い部分を、2度とも声を出すことができなかった。真実の愛から目をそむけるように、快楽に身を任せて自由でいたいと歌うヴィオレッタ、そこに心のせめぎ合いが感じ取られるようなヤオさんのヴィオレッタだっただけにとても残念。

特に2度目の失敗には、聴いているこちらの方が、「ヤオさん、最後まで辿り着くことができるだろうか」、とドキドキドキ。終わりの一音は、低音ヴァージョンながら、さすがに長く美しく伸ばし、ヴィオレッタとしての矜持は最後まで保ったヤオさん、消えた照明の中に美しい残像を残したのであった。(続く)


関連記事

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

EDIT  |  00:45 |  オペラ  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック


 | HOME | 

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

FC2カウンター