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2013.05.17 (Fri)

第15回記念 別府アルゲリッチ音楽祭 アルゲリッチ & マイスキー デュオ 5月11日 17:00 ビーコンプラザ フィルハーモニアホール その2


ビーコンプラザ
会場のビーコンプラザ


アルゲリッチもマイスキーも初めて。豊かな音楽感が熱く交錯したコンサート。まずマイスキーのボーイングの激しさに度肝を抜かれた第一曲目、ストラヴィンスキーのイタリア組曲。アルゲリッチとマイスキーのデュオはディナミークのレンジが極めて大きいために表現の幅が広がり、例えば激しさと繊細な静寂、その落差に思わずハッとさせられた。楽譜上に定められた音符に従っての演奏の筈なのに、まるでその場で即興的に生み出される音を聴いているような強烈なライヴ感があり、二人の間の白熱した緊迫感に息を呑んだ。

ベートーヴェンのチェロ・ソナタ 第2番は、チェロとピアノの主張がそれぞれ戦っているかのように響いた。旋律を大胆に叩き出すアルゲリッチに、チェロが負けじと戦いを挑んでいっているようにも聴こえた。第2楽章のAllegroのワイルドな軽快さが魅力的。

休憩後は、ベートーヴェンとは打って変わって、豊穣なチェロの響きにピアノが静かに美しく寄り添うシューベルトのアルペジョーネ・ソナタ イ短調。そして鍵盤の上をアルゲリッチの手が自由闊達華麗に飛び、ポロネーズのリズムにチェロが豊かに歌うショパンの序奏と華麗なポロネーズ ハ長調。

アンコールは、ピアノとチェロのとろけるように溶け合う響きの美しいシューマンの幻想小曲集。そしてショパンのチェロソナタ ト短調 第3楽章では、ピアノとチェロが同時に減衰していく最後の一音がとても美しかった。

アンコールはまだ続く。一旦座席をたった一部の観客も、再び客席に戻ってくる。ショスタコーヴィッチのチェロソナタ ニ短調の第2楽章は、これまでの曲とは毛色がまるで変わり、音程にリズムの面白さが際立って響いた。客席総立ちの大盛り上がり。

共演35周年を迎えたお二人の阿吽の呼吸は、手慣れているようで新鮮さ・緊張感に満ち、心は捉えられっぱなし。実に素晴らしいコンサートだった。来年も行けたらなぁ。不意の出演キャンセルの心配もまず無いし。


アルゲリッチ音楽祭の幟
別府の町のあちらこちらに立つ
アルゲリッチ音楽祭の幟



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EDIT  |  00:36 |  コンサート  | CM(0) | Top↑
2013.05.11 (Sat)

第15回記念 別府アルゲリッチ音楽祭 アルゲリッチ & マイスキー デュオ 5月11日 17:00 ビーコンプラザ フィルハーモニアホール


アルゲリッチ音楽祭


アルゲリッチとマイスキー

音、音、音~~~

のすごい嵐が駆け抜けた2時間半。

ちょっと、ほんと、、、すごかった。



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2013.03.28 (Thu)

クラウス・フロリアン・フォークト 「美しき水車小屋の娘」 3月27日 19:00 東京文化会館小ホール

フォークトの声の美しく美しく響いた「美しき水車小屋の娘」の世界。

そして移り変わる表情の素晴らしいこと。

例えば第10曲「涙の雨」。若者に、「雨だわ、さようなら、お家へ帰るわ」と明るく告げる娘さんの邪気のない笑顔がフォークトの面に輝く。その表情が今度は、長調から短調へと響きを変えるピアノの音に同調するように、去る娘さんを遠くにみつめるフォークトの若者の悲しい目へと転ずる。一人二役。フォークトの歌う心がこぼれてきていた。

このリサイタルは、NHKBSプレミアム「クラシック倶楽部」で5月14日に放映される予定らしい。


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2013.01.27 (Sun)

都響 「作曲家の肖像」シリーズVol.91《ベートーヴェン》 インバル指揮 1月27日 14:00 東京芸術劇場

都響とインバルのベートーヴェン。

交響曲第4番 変ロ長調、躍動感溢れる音の運びが心地よかった。異なる楽器で1つの旋律を繋げていくタイミングとか音量とか、ぴたりと合うのって快感。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲 ハ長調、曲の解説を読めば、チェロ・パートは演奏の難易度が高い割には、響きが曲の中に埋没してしまう「苦労が多いわりに報われない」という曲らしい。ほんとだなぁ、そうだったかも。でも、向山佳絵子さんの腕をあらわにしたチェロを演奏する姿は美しかった。若いヴァイオリニスト、チェリストを気遣う清水和音さんの、演奏を楽しむお姿もとても素敵だった。

いい演奏会だった。


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2012.12.28 (Fri)

日本フィル 第九特別演奏会 小林研一郎指揮 12月27日 19:00 横浜みなとみらいホール / 「組曲虐殺」 12月28日 13:30 天王洲アイル銀河劇場


コバケンの第九。よかった~。枕詞の“炎”系を想像して出かけたのだけれど、歓喜の歌の炎のクライマックスに至るまでの道程の美しさに魅せられた。旋律を明確に奏でる各楽器、それらが折り重なるバランスの妙に聴き入り、最後の最後に一気に熱くさせられた。バリトンの青戸知さんの語りかけるような歌唱に心がとらえられた。


「組曲虐殺」。井上ひさし生誕77フェスティバル2012第8弾ファイナル。な~んの前知識もなく天王洲アイルへ出かけたら、音楽が小曽根真さんの生演奏。贅沢だなぁ。出演者全員の皆様によるアフタートーク付き。小曽根さんによれば、場と場を繋ぐ音楽は。すべて即興で演奏されているらしい。すごい~。井上芳雄さんの言葉を大切に扱う歌唱が魅力的。


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2012.11.14 (Wed)

ポリーニ・パースペクティヴ2012 11月13日 19:00 サントリーホール


ポリーニ・パースペクティヴ2012


ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第30番・31番・32番。

ためらいなど微塵もなく淡々と進む音運びに初めは若干のとまどいも覚えながら、けれどもよぉく耳をそばだてみれば実は、途切れることのない打鍵から生み出される音は、旋律、内声ともにそこに同時に存在するあり方が奇跡的にも思えるくらい、それぞれが美しく主張し合っている。

ベートーヴェンが書き残した音符を白鍵・黒鍵取り混ぜて捉えていくポリーニの大きな手が、迷いなく旋律を、和音を歌い、ぺダリングで響かせる音の重なりが比ぶベくもない美しさで連続。実際にそこにあるありえないものに、高みに連れて行かれる思いがした。

特に心に残るは、31番第3楽章、嘆きの歌。豊かに持続する旋律に包みこまれる。32番第1楽章の減七和音。垣間見えた激しさにはっとさせられた。


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2012.11.03 (Sat)

都響 × インバル マーラー交響曲第4番 「少年の不思議な角笛」より 11月3日 14:00 東京芸術劇場

4番、美しかった~~~、弦管打の抑揚の変化が!!種々の楽器の音が渾然一体となり、耳の奥にとろりと溶け込んでくる。光沢美しいベルベットの手触り滑らかな感触が聴覚を柔らかく撫で、しっとりとなじんでくる響きに包まれる。

様々な表情をみせながら穏やかに進んでゆく楽章。第3楽章6度上行Vorwärts、下手より歌手が舞台へ進む。音楽の響きと溶け合うその動きまでが目に美しかった。ハイウエストより裾になだらかに広がるラインのドレスの黒が、オーケストラに美しく調和する。もっとも男性諸氏は、ドレスに覆われぬ部位に目を奪われていたのだろうね、きっと。

「角笛」の河野克典さん、4番の森麻季さんの表現豊かなマーラーの世界観は、若干脳内で音を補完しながら聴く。何せ3階だったもので・・・


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2012.10.28 (Sun)

都響 × インバル マーラー交響曲第3番 10月28日 14:00 東京芸術劇場

ホルンの一群が尋常でない響きでホールの大きな空間を埋めつくす。まさにKräftig, Entschieden.の幕開き。作曲者による一音一音の強調の要求を見事に満たした並々ならぬ力は、その後の長い道のりをどこまでも突き進み続け、こちらの心を翻弄するように変幻自在に姿を変えていく。

長調・短調、fff・ppp、快活さ・無気味さ、うねりの波、そして断片・・・たゆまぬ変化を続ける音の波は、心のどこかにある隙間をすかさずみつけ忍び寄り浸透してゆく。時には我を幻術で惑わすがごとく、時には恍惚の海に放り出すがごとく、万華鏡のように展開されるマーラーの心象風景の再現の終結、何もかもを力強く抱擁するような最後の音の残響は、幻想から現実へと立ち戻るための心の支度に欠くべからざるもの。それを控え目に断ち切ってしまった手を打つ音が少々惜しまれる。


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2012.09.29 (Sat)

都響 × インバル マーラー交響曲第2番「復活」 9月29日 14:00 東京芸術劇場


インバル×都響 マーラー復活


理知的な演奏。緻密に正確に進んでいく音運びは、トゥッティの大音響よりも、むしろ 第2楽章アンダンテ・モデラートや、第3楽章スケルツォの可憐ともいえる8分の3拍子の動きのキュートさに、心が弾む思いに満たされるな、と思っていたら最後でやられた。

最大音の場面はそれまでにも何度もあれど、第5楽章、合唱"Auferstehen"の最弱音から導かれる、この長い楽曲最後のクライマックスは格別。"zu Gott, zu Gott"と、ここまでの長い長い旅路はこの最高潮の場面のためであったのねと思えたくらい。 鐘がランダムとも思えるほどに高らかに乱れ散る「復活」終結部は、特別の昂揚感を味わわせてくれる。長い道程をここまで運んできたインバルに瞠目する。




インバル 顔パネル

インバルの顔パネル♪
これであなたもマエストロ???
・・・さすがに試す勇気なし(´∀`;)


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2012.06.18 (Mon)

大野和士×庄司紗矢香 東京都交響楽団 第736回 定期演奏会Bシリーズ 6月18日 19:00 サントリーホール


サントリーホール前 2012.6.18
サントリーホール前


シェーンベルク「浄められた夜」、シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲第1番」、バルトーク「管弦楽のための協奏曲」といったプログラム。自分にはあまりなじみのないものばかりながら、事前にちょこっとCD聴けば意外にも面白くて、楽しみにしていた・・・とおり面白かった。弦楽合奏版「浄められた夜」なんて弦楽器ばかり、ちっこいのからでかいのまで、ある程度まとまった数の弦のみの高音から低音までが響きあうのは壮観。弦以外の楽器も存分に味わえるバルトーク、木管、金管がそれぞれの音程で対となり遊ぶ響きが愉快。


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