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2013.07.06 (Sat)

英国ロイヤル・バレエ 「不思議の国のアリス」 7月5日 13:00GP / 18:30

もんのすごく面白かった。

英国ロイヤル・バレエの超一級のワンダーランド。

今日は13時からのゲネプロ見学に、18時半からの本公演を続けて。体力持つかと心配してたけど、あまりにもの面白さに時間がたつのも忘れた。

ゲネプロでは、アリスや女王以外はほとんどがレッスン着(白うさぎさんのエドワード・ワトソンなんて、穴があいたままのボトム、でね、うさぎさんがほんとに素敵なの)。それでも存分に楽しめた。

映像の予習もせぬまま臨んだゲネプロ観劇。ゼナイダ・ヤノウスキーのハートの女王(衣装は本番仕様、お顔から上は普段のまま)の、ローズアダジオをパロッた、見事に愉快な踊りに大笑い。ゲネプロ時には、拍手入れていいのかどうか客席に微妙な空気が流れたりするけども、女王のこのエキセントリックなパフォーマンスには間髪入れずの大拍手。

ローレン・カスバートソンの降板はとても残念だったけれども、GPではベアトリス・スティックス=ブルネルの可愛いアリス、本公演ではサラ・ラムの大きな瞳のキュートなアリスを楽しめた。開演前に場内で吉田都さんとすれ違った。きゃっ♪都さんがアリスを踊ればほんとうに素敵なことだろうなぁ。

スティーヴン・マックレーのいかれ帽子屋のタップがめちゃくちゃ素敵。エリック・アンダーウッドのイモ虫ぶりも素敵。肉切り包丁をふりかざすクリステン・マクナリーがホラー。フェデリコ・ボネッリのハートの騎士の、温かい笑顔も忘れられない。凝った衣裳にメークで装ったダンサー達が繰り広げる、本公演のマジカルな不思議さといったら!映像が不思議世界への旅を手助けしてくれている。


2015年9月の英国ロイヤル・オペラ来日公演でも、今日のロイヤル・バレエで味わえたような満足感を得ることができますように!


・・・ここのところちょっと体調崩し気味。ひと夏ブログお休みするつもり。時折の更新はありかも。


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2013.06.08 (Sat)

昨日の日記のつもりが Kの「ジゼル」


ユリ


歩いていたら目に飛び込んできた。美しい花を咲かせている百合がいっぱい。ちょうどお日様の光を浴びている時間だったのだけれど、それでもあっ、ジゼル、きれいって反射的につぶやきが出た。


Kバレエカンパニーの「ジゼル」。夜明けを迎え、ジゼルの姿はアルブレヒトの元からそっと抜け出、彼の腕の中にはいつしか、ただ百合の花束が残されていたのみ。その百合の花々を、よろめきながらばらばらと(派手に)腕から取り落としていく熊川さん。呆然のアルブレヒトは、魂の慟哭のうちに地に身を横たえる・・・・・なんて悲しい最後。舞台には、日の光が射すとともに、泡がとけるように消えていったジゼルの儚い悲しみが漂っていた。


・・・ところで、この悲しみの日の夜が更けて、アルブレヒトが再び墓参りに行けば、ジゼルがまた出てきて同じ物語を繰り返すのかな?ループする?ヒラリオンはループできないか・・・それともアルブレヒト、墓参りには行きたし、ミルタ(浅川紫織さん、怖うまっ)に会うのは怖しで、墓地を訪れることはもう二度とない?それも薄情だね。あっ、昼間に行けばいいよね。でもお昼じゃジゼルには会えないか。夜に行くのは人目を忍ぶから?一応いまだにバチルドに気を使ってる?それとも日の明るいうちには外出できない引きこもり系になってしまった?・・・考えていたらきりがないね。

トラウマ抱えたアルブレヒトは今後どう生きていくのでしょう?


山田蘭さん、バチルドの高貴さが物語に深みを与えていた。忘れられないバチルド。


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EDIT  |  11:53 |  バレエ公演  | CM(0) | Top↑
2013.06.01 (Sat)

「ジゼル」 Kバレエカンパニー 6月1日 15:00 大宮ソニックシティ

Kバレエカンパニーの「ジゼル」。「ジゼル」をみるのは久し振りだけれども、今日のはとてもよかった。熊川さん、佐々部さん、浅川さん、キャシディさんから群舞にいたるまで、パズルのピースがピタリとはまるようにダンサー達の演技が噛み合い、「ジゼル」の世界に融け込んでいる勢いを感じた。物語が息をもつかせず進んでいく。

第1幕では、人々が慈しみ合いながら暮らすのどかな農村で芽生えた、ジゼルの無垢で可憐な愛、そして、若いアルブレヒトの考えも無しにとった軽はずみな行動が招いてしまった最大の悲劇。

第2幕では、ウィリ達が漂う真夜中の幻想の森で、精霊となってしまってまでも愛する人を守ろうとするジゼルの儚い哀しみ、そのジゼルを失ってしまったアルブレヒトの慟哭が切々と胸に訴えてきた。


「シンデレラ」上演の際にはさほど強い印象も残らなかった佐々部さんが、今日はとてもよかった。柔らかい上半身、腕の動きに、アルブレヒトを素直に想う愛らしさがみえた。一つ一つのポーズが余裕をもってキープされる様子も美しい。(続く)


今日もらった案内によれば6月15日(土)NHKEテレで放映(22時~)の「SWITCHインタビュー 達人達」~熊川哲也×藤田晋~では、「ジゼル」・Kバレエ ユース「白鳥の湖」のリハーサル映像に加えて、スチュアート・キャシディさんの、ロンドン時代から現在までを振り返って熊川さんへの想いを語るインタビューも放映されるらしい。


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EDIT  |  23:50 |  バレエ公演  | CM(0) | Top↑
2013.05.31 (Fri)

「天井桟敷の人々」 パリ・オペラ座バレエ 5月30日 19:00 東京文化会館

事前に予習しておいたほうがよいとアドヴァイスを頂いたので(ありがとうございます!)、付け焼刃ながら直前に、ストーリーと(映画みたのは数十年前、何にも覚えていなかった・・・)、昨年録画しておいた映像を探し出して超早送りで確認。

会場到着18時30分(今日の開演は19時)。少々並んでプログラム(2,000円)を購入。

化粧室利用後1階でウロウロしていると、調子のよい太鼓のリズムが響いてきた。18時40分頃。

ロビー中央に、マーチングスネアドラム奏者、ジャグラーに呼び込みの3人現る。芝居小屋の雰囲気。いいね。" Entrez,entrez, madame et monsieur!"と笑顔の呼び込みが明るい大声で、手を大きく広げてお客を中に入るように促す。楽しい。

「天井桟敷の人々」 ロビーの光景


客席に入る前に、幕間のパフォーマンスの場所を確認。1階クローク側の階段を使うとのこと。

自分の座席につけば開演までまだ余裕があったので、パンフレットで筋を確認。場面ごとの解説がかなり詳しく、さらに鑑賞の手助けとなった。



第1幕の幕が閉じられるやいなや、座席から立ちクローク方向へ急ぐ。パフォーマンス「オテロ」の案内チラシは、客席外で黒衣さんが配っていたのをもらった(このチラシは、終演後に出口左のカウンターにも置かれていた)。現場では、係員の方から小ホールの方へのスロープに上がるように誘導されたけれども、自分は階段の下り口に留まる。あっという間に階段の周囲は人だかり。

「天井桟敷の人々」 オテロのチラシ
「オテロ」の案内チラシ
下に見えるのは
パリ・オペラ座2014年3月の来日公演のNBSの速報チラシ


真っ赤なドレスのデズデモーナ(シャルロット・ランソン)がいつの間にか階段上に佇んでいる。傍らにはヴァイオリン奏者。他の観客と同じように、思わず自分もカメラを向ける(幕間の撮影をあえてお留めはしない、というホール側のスタンスをあらかじめ確認済)。デズデモーナはスプリットソールのバレエシューズ。

デズデモーナが踊り始める。階段の手すりやクロークのテーブルも舞台装置代わりに。いつしか現れたカール・パケットのオテロと、最期へ向かう哀しみのパ・ド・ドゥを展開。デズデモーナがオテロに大きくリフトされる。すぐ目の前でのことだから、伝わってくる迫力もたいしたもの。階段の下へ、上へと、観客が取り囲んだ狭い場所を大きく使いながら踊る二人。疑念に苛まれたオテロは、ついには罪のない妻の首に手をかけてしまう・・・

パフォーマンス後に戻った客席では、まだ幕は閉じたまま。休憩の残り時間の表示があと6分ほど、と何となく確認してから程なく、幕が開いた。公演前のダンサー達のレッスン風景が舞台の上に広がる。照明がまだ明るいままの客席から先程のノリで舞台に向けて焚かれるフラッシュを追って、係員が舞台の撮影を制止して回る。

それぞれの踊りを確認するダンサー達。続くリハーサルの、伴奏のピアノ演奏がいつしかオーケストラにバトンタッチされ、客電も落ち本番の舞台へ。


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2013.05.23 (Thu)

「マラーホフの贈り物 ファイナル!」 5月22日 18:30 東京文化会館

様々な事情で演目がかなり変更されたAプロ。予定されていなかったマラーホフの「瀕死の白鳥」が美しく印象に残った。

独特の角度がつけられた手首から先、しなる腕には、今まさにそこに息絶えんとするばかりの白鳥の影が重なって見える。舞台の上には、力尽きていく白鳥が最後の力で羽ばたこうとするのが確かに見えた。

暗闇に浮かび上がるマラーホフの身体からは、生物としての最期の輝きが白く発光する。終焉に向かい命の僅かな残りが費えていく瞬間に煌めきを与えるのは、マラーホフならではの表現力。



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2013.05.01 (Wed)

「ペンギン・カフェ2013」 新国立劇場 4月28日 14:00

「シンフォニー・イン・C」

第1楽章Allegro vivoのリズムに鮮やかにはめ込まれた指の先、脚の先まで神経の行き渡った軽快な動きがとても美しい。

第2楽章、物憂いAdagioの旋律に叙情豊かな味わいをたっぷりとのせていく小野絢子さんの踊りは、アブストラクト作品でありながら、身体の中から物語が紡ぎ出されていくよう。動きの一つ一つに意味が感じられる。第4楽章Allegro vivaceの早いテンポで厚地康雄さんと交わす小野さんの目の表情も楽しかった。

「E=mc²」

アインシュタインの特殊相対性理論やら量子力学やら原爆の背景を承知したうえで鑑賞すれば、より深い理解を得ることのできる作品・・・というのはみた後の幕間に連れから受けた解説。お、遅いよ、みる前に教えて。

エネルギー、意外に大人しく規則的な世界だと思ったら・・・こちらも物理上のなんとか(解説受けて何となく理解できたが、自分ではとても説明できない(泣))な動きではないかとのこと。

質量の世界では、女性3人をそれぞれ男性2人がリフトする形が美しかった。彼らが折り重なる形が印象的。こちらでも小野さんから目が離せない。

光速の二乗では、その世界観を五月女遥さんの弾む身体から感じ取れた。この場面はダンサーを後ろから照らす光源の眩しさが少々目に辛かった。

「ペンギン・カフェ」

2010年の上演時にみて以来2度目の鑑賞。バレエを堪能したというよりも、動物さんたちがそれぞれに跳ねる姿をたっぷり楽しませて頂きました。



「E=mc²」も「ペンギン・カフェ」も、感情に訴えてくるというよりも、道徳的なお授業を受けたみたいな後味、というのはひねた見方?自分、ここのところ疲れてるのかなぁ?


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2013.03.16 (Sat)

「NHK バレエの饗宴 2013」 3月16日 17:00 NHKホール


バレエの饗宴 2013


「NHK バレエの饗宴 2013」。日本を代表するバレエ団、そしてバレエダンサーによるバレエの饗宴。古典からモダンまで、どの演目にもそれぞれの演者の特色が大いに発揮されて、とてもみごたえのある公演でした。

なかでも吉田都さんとロバート・テューズリーのペア。アシュトンの「ラプソディ」からのパ・ド・ドゥの素晴らしさといったら!それはまるでほんのひと時の夢の時間が放つ宝石の煌めき。

この「NHK バレエの饗宴 2013」はNHKEテレ「クラシック音楽館」で5月19日(日)21時から23時30分の予定で放映されます。


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EDIT  |  23:34 |  バレエ公演  | CM(2) | Top↑
2013.03.11 (Mon)

「ライト」 モーリス・ベジャール・バレエ団 Bプロ 3月10日 15:00 東京文化会館

今日(10日)のお昼間の外の空気はひどかった。遠くに立ち並ぶビルの輪郭が、黄色の霧の中にぼやけている。尋常じゃない。

黄砂??PM2.5???( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー、この空気、吸いたくない、と思わず叫びたくもなるような大気の色。

N95マスクなんて気のきいたものは持ち合わせないので、普通のマスクをして出かける。1枚じゃ心もとない。2枚重ね。ちょっと苦しい。

上野の東京文化会館前に着けば、ごく近くに見えるスカイツリーの姿もすっかり霞んでしまっている。普通じゃない空気の色からはSF映画の予告編が連想されて、何か深刻な状況の前触れなどではないよね、と不穏な考えも頭の隅をよぎる。結局この霧は黄砂ではなく、"煙霧"という、ただ地上の土ぼこりが巻き上げられたものだと後でわかったのだけれどね。

2枚重ねのマスクで酸素不足に陥っていたのか、ここのところ気持ちの疲れることが続いていてぼんやりしていたからか、座席の場所を1度ならず2度も間違えてしまった。どうした、自分。そんな落ち着かない気分で「ライト」の鑑賞。エリザベット・ロスとロスから生まれたカテリーナ・シャルキナのデュエットが美しかった。でも、わからないものはわからない1時間半ほどの休憩無しの上演、時折意識もどこかに飛んでく(´д`;) いつかはわかる時もくるか。いやいや、体調のせいもあったよね、きっと。


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EDIT  |  01:03 |  バレエ公演  | CM(0) | Top↑
2013.03.10 (Sun)

「シンデレラ」 Kバレエカンパニー 3月8日 14:00 Bunkamuraオーチャードホール

いやもう素敵。お姫様姿に変わったシンデレラがお城に向かう第一幕の幕切れは、まばゆいばかりの夢のファンタジーが広がる世界。

漆黒の空には星が輝き、その光を受けるように舞台の上の人々が白い光で照らされる。立派な角を持った鹿たちに引かれる一角獸の御者の馬車が、シンデレラをお城へと誘う。

両側に開かれた豪奢な門の向こうには、美しいお城が浮かび上がり、ゴージャスな金のマントをひらひらとはためかせながら、未知の世界に向かって駆け進むシンデレラ。思わず心が高揚する、これこそ伽話の真骨頂とでもいう、鮮やかな夢のような場面にうっとり。

そして橋本直樹王子のシンデレラをみつめる目の表情にドキドキ(自分もこんな風に熱~くみつめられてみたいものだわ~)。

シンデレラの義姉の山田蘭さんのコメディエンヌぶりからも目を離せない。くるくる変わる豊かな表情に魅せられる。ティーカップの精の森絵里さんの輝く微笑みが美しい。


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2013.03.06 (Wed)

「ディオソニス組曲」「シンコペ」「ボレロ」 モーリス・ベジャール・バレエ団 Aプロ 3月5日 19:00 東京文化会館

けっして好みではなかったながらも(だって何だかよくわからないのだもん)、みる回数を重ねるほどに、その不思議な魅力の網に少しずつ絡み取られていくような思いのするモーリス・ジャール・バレエ団の舞台。舞台の上手下手に数々の腕が、まるでそれ自体が独立した生命体のように蠢き始めるエネルギーにまず惹きつけられた「ディオソニス組曲」。

ディオソニスの神話に題材をとったというこの作品の終盤の、大きな輪を作る男性ダンサー達のアンサンブル。ヘイと勇ましい掛け声に手拍子の男性ばかりの雄々しさの中、まるで何かに挑みかけるように、自分の力を誇示するエネルギーに満ちた踊りを展開する個々のダンサー達。祝祭的な高揚感が素晴らしい。祭が終われば、一人一人つむじ風の如く旋回して消えてゆく。舞台に残されるのはディオソニスのオスカー・シャコンとギリシャ人のマルコ・メレンダ。幕切れの寂寥感が印象に残る。大貫真幹さんのエネルギッシュな弾け方の勢いがすごい。

紫のスタイリッシュな衣装に蛍光灯の光る帽子のエリザベット・ロスの動きもキュートな「シンコペ」。自分にはやっぱりわけのわからない作品ながら、ロスの魅力にカテリーナ・シャルキナの素晴らしさに惹きつけられる。まるで二次元の世界から飛び出してきたような人間離れした美しいプロポーションに完璧な動きのシャルキナ。可愛らしい衣裳が似合いすぎ。可愛すぎる。

「シンコペ」出演後、わずか10分の休憩を挟んだだけで「ボレロ」を踊ってしまうエリザベット・ロス。終演後のポストトークでロスが語るには、10分あれば装置もかわり、それに合わせて自分の気持ちもかわるということ。

ロスの動きはとても美しかった。どちらかといえば繊細な内面的な美しさの滲み出た「ボレロ」。荒々しい「ボレロ」を想像していたらまるで違った。少女のようにあどけなく、それでいて世の中の全てを見通し把握しているような「ボレロ」。澄み渡る美しさがあった。


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