「こうもり」 ウィーン・フォルクスオーパー 5月14日 14:30 東京文化会館 その2
第2幕、ハンガリーの伯爵夫人に化けたロザリンデ(メルバ・ラモス)のチャールダッシュもやや盛り上がりに欠けたきらいはあるけれども、それでもそんなこともいつしか、オルロフスキー邸で繰り広げられるそれぞれの思惑を含んだ一連の茶番の楽しさに飲み込まれてしまった。ポワントのダンサーに混じり、バレエシューズのイーダ(マルティナ・ドラーク)がみせる珍妙かつ茶目っ気たっぷりのピッツィカート・ポルカ、催眠薬がわりにでもなりそうにたっぷりと美しい「兄弟となれ、姉妹となれ」、そこから一転「雷鳴と電光」の賑やかなバレエ、引き続く登場人物たちの陽気な踊り、そしてポルカから優雅なワルツ・ワルツ・ワルツ!・・・・・アンサンブルよく、オルロフスキーの屋敷に集まった人達の楽しさ、ばかし合いの妙味に、とても楽しい気分にさせられた。そして、どこにも文句のつけようのない演奏のあまりもの自然さには、いつしか自分の身体も思わず動いてしまいそうになるくらい。
「こうもり」 ウィーン・フォルクスオーパー 5月14日 14:30 東京文化会館
ウィーンの伝統芸能〜〜〜〜
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笑いすぎて涙出たよ、刑務所のドタバタ第3幕!!!
NBS 第24回「バレエの祭典」ラインナップ
2012年9月〜2014年3月までの1年半の間の、10公演16演目が発表されております。
2012年1月に初演予定だったはずが、東日本大震災の影響のために延期されていた東京バレエ団のノイマイヤー振付「ロミオとジュリエット」。いよいよ2014年2月に。2年越しの公演が成功しますように。
〈マラーホフの贈り物〉もいよいよ最後だとは。
第24回 バレエの祭典
- 2012年9月
東京バレエ団「オネーギン」 ジョン・クランコ振付 〔1演目〕
オネーギン:ゲスト・ダンサー - 2012年11月
〈ダニール・シムキンのすべて〉 〔2演目〕
◆「くるみ割り人形」 ワレリー・ワイノーネン振付
共演:東京バレエ団
◆〈インテンシオ〉(ガラ公演) - 2013年3月
モーリス・ベジャール・バレエ団 〔2演目〕
◆Aプロ:「ボレロ」「ディオニソス組曲」「シンコペ」
◆Bプロ:「ライト」「カンタータ51」「鳥たちは何処へ」 - 2013年5月
〈マラーホフの贈り物〉ファイナル〔2演目〕
共演:東京バレエ団 - 2013年7月
英国ロイヤル・バレエ団 〔2演目〕
◆「不思議の国のアリス」 クリストファー・ウィールドン振付
◆「白鳥の湖」 アンソニー・ダウエル版 - 2013年8月
〈ヴィシニョーワの華麗なる世界〉(仮題)〔1演目〕
演目「ダイアローグ」 振付:ジョン・ノイマイヤー ほか - 2013年9月
ミラノ・スカラ座バレエ団 〔1演目〕
◆「ロミオとジュリエット」 ケネス・マクミラン振付
ゲスト:アリーナ・コジョカル&フリーデマン・フォーゲル
ナターリア・オシポワ&イワン・ワシーリエフ - 2013年11月
〈シルヴィ・ギエム プロジェクト〉(仮題)〔2演目〕 - 2014年2月
「ロミオとジュリエット」東京バレエ団初演 〔1演目〕
ジョン・ノイマイヤー振付 - 2014年3月
パリ・オペラ座バレエ団 〔2演目〕
◆「椿姫」 ジョン・ノイマイヤー振付 ほか1演目
ヘンレ版のミニ五線ノート
なんとな〜く五線のミニノートほしくなった。そういえば、ホール併設のショップで全音HANONのミニノートとかって見たことがあるな、と思い出して、東京文化会館に行った折にチェックすれば、中は五線ではなく罫線。残念。
ミニは罫線のしかないのかな、と今度は山野楽器でさがしてみると、もっといいのがあった。ヘンレ版の。え〜〜〜、ヘンレ版がノートになってる。あの表紙の独特の色を再現。ちょっと嬉しくなって直ちにお買い上げ。税込105円。
写真は手前がミニノート。後ろのがヘンレ版楽譜。
「白鳥の湖」 新国立劇場 5月5日 16:00
ドラマティックな序奏のもと、悪魔ロットバルトに白鳥に変えられてしまったオデット姫の物語が始まる。鳥としての繊細な動きを細やかな情感で表現するワン・チーミン。薄幸のオデット姫が大きな瞳で王子の求愛を受け入れるまでの物語が、すんなりとこちらの心に響いてきた。グラン・アダージョの弦がいつにもましてゆったりと奏でられ、その音をたっぷりと使い感情豊かに踊るオデットは、そこに白鳥の化身が現れたよう。これだけの白鳥をみせられると、今度は俄然黒鳥への期待も大きくなる。
舞踏会で王子を惑わせたワンの黒鳥オディールは、白鳥オデットと本質が同じように感じた。同一人物の善悪がオデットとオディールに分裂したという印象。オデットとオディール、くっきりとした違いはあるのだろうか、とも感じられるのだけれど、いや、確かに違う。一人の女性の二面性を見せられたような、これなら王子がオディールをオデットと信じて騙されるのも納得できるか、という黒鳥だった。
終幕、めりはりのきいたドラマティックな演奏に、心もさらに鷲づかみにされる。悲しみの心がみえるワンのオデットとリー・チュンの王子。悪漢ロットバルトとの対決に、結末はわかっていながら、この二人は一体どうなるのだろうかとハラハラドキドキの展開。
王子の衣装よりもスーツのほうが似合いそうなリー・チュンには、直ちにときめくわけにもいかなかったけれども、それでもクライマックス、オデットをリフトで高く掲げロットバルトに向かっていくリーの姿はとても雄々しい。オデットと寄り添い、二人で力を合わせて悪魔を退ける姿は感動的。跳躍力の大きい、品ある王子だった。
パ・ド・トロワは美しい3人(川村真樹さん、本島美和さん、菅野英男さん)で、華やかさが振り撒かれていた。小さい4羽の白鳥の長田佳世さんが美しい。民族舞踊が華やかで大いに楽しめた。湯川麻美子さんのルースカヤは言うまでもなく。八幡顕光さんの道化、おっとりとみえてやることはすごい。湖畔の白鳥たちの群舞の登場はうっとりとする揃いよう。
「テルマエ・ロマエ」とか「裏切りのサーカス」とか
そうそう、GW中にみたのだった。「テルマエ・ロマエ」。古代ローマの風呂物語。原作も読んだことなかったのだけれど、めちゃ面白かった。なぁんにも考えないでもリラックスして楽しめた。なにせ風呂だもの。
一番気に入ったのは、主人公ローマ人、ルシウスの阿部寛さんが、日本の銭湯にタイムスリップして湯船から飛び出した時の驚愕の形相。次は銭湯常連老人・いか八朗さんの限りなく素人に近いプロ役者ぶり。それから、ルシウスと出会っちゃった、上戸彩ちゃん演ずる真実の、全然イケてないファッション。これがまた可愛いんだよなぁ。大団円後、湯船の中の上戸彩ちゃん、ついうとうとして湯に沈みかけ、あわてる表情もとってもチャーミング。
全編に流れるヴェルディやプッチーニのオペラなどからの音楽も耳に楽し〜い。プラシド・ドミンゴの「裏切り者め!」(「アイーダ」より)とか、ラッセル・ワトソンの「誰も寝てはならぬ」(「トゥーランドット」より)とか、その他色々。
もう1本。「裏切りのサーカス」。風呂映画でゆるゆるゆるんだ頭には、英国諜報部(通称サーカス)の入り組んだ人物関係を理解する力はもはや残っていなかった。二重スパイは誰だ?えっ??誰???え〜〜〜っと、誰だったんだっけ??????でもね、よい映画だったと思う。漂う独特の香りがヨーロッパの映画。
細部が謎で、も一度みたいリピーター用に、半券持参で1,000円で鑑賞できるサービスあり。
銀座線1000系
初めて遭遇した。銀座線新型車両1000系。
ただ今1編成のみで、渋谷-浅草間を往復。
4月11日の運行開始後、1ヶ月目にしてようやく出会えた。
今までにないレモンイエローの車体が鮮やか。
東京メトロ:新型車両1000系の予定運行ダイヤ
・・・えっ???エディタ・グルベローヴァ、今秋が最後の来日???
女王様の生のお声の聴き納めなのか〜、しみじみ。
NBS:エディタ・グルベローヴァ ウィーン国立歌劇場「アンナ・ボレーナ」が日本最後の舞台に!
カーネーション
「世界最高のピアニスト」
![]() | 世界最高のピアニスト (2011/08/17) 許 光俊 |
購入したまま未読となっている本の山からたまたま取り出したのが、許光俊氏の「世界最高のピアニスト」。あっ、自分的にタイムリー。
数並ぶ名ピアニストの中、まず開いたのは当然ながら「イーヴォ・ポゴレリチ」の項。デモーニッシュな面はやや影をひそめ、どちらかといえば弦楽との卓越したバランスが印象深かった昨晩の演奏を思い出しながら読み進めていく。
“異常な領域に突入したピアニスト”の副題どおりに、ポゴレリチの生み出す音が言葉で的確に表現されていく、その文章がとても読み進めていきやすくて面白かった。
サントリーホールの音響についてのコラムにも納得。管弦楽の演奏を美しく響かせるこのホールでは、その豊かな残響がピアノの繊細なパッセージを、霧の中に閉じ込めうやむやにしてしまうきらいがあるのだもの。この次にピアノの演奏会に行く機会があれば、許氏の記される座席を選ぶことでもできればよいけれど。
イーヴォ・ポゴレリッチ ― The Legendary Romantics <1st Night - Concerto> 5月7日 19:00 サントリーホール
ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調、第2番ヘ短調を室内楽版で。管打なしの弦楽五部のみ。
弦楽合奏の響きは繊細で優しい。ビロードのように滑らかに響き、身をゆだねたくなる穏やかな美しさがあった。第1番の第1楽章 Allegro maestoso、長い弦楽の演奏の響きを突き破るように響いたポゴレリッチのピアノ。その断固たる音に、擦弦による弦楽と、打鍵による鍵盤楽器の音色の際立った特徴の違いをあらためて感じさせられた。
弦の穏やかな湖面にピアノがキラキラと反射してみせた第2楽章 Romanze:Larghetto、泥臭くも感じられるアクセントによるリズムが、意外にのんびりと楽しかった第3楽章 Rondo:Vivace。第2番は、第2楽章 Larghettoの、とろける美しさで鍵盤を滑るように響かせた装飾が特に心に残る。
ピアノが弦楽メンバーの後ろに位置していた今夜のコンサート。そのため、ポゴレリッチのピアノを弾く手元が見えるどころか、弦楽器を演奏する団員の隙間から、かろうじてポゴレリッチのお顔がなんとか見える程度、というシチュエーション。ポゴレリッチの全体像をみるつもりで出かけた気分も少々盛り下がり・・・だったのだけれど、よぉく考えれば、ひょっとしてピアノと弦楽の音のバランスのためなのかな、どうかな???そういえば、両者の釣り合いは文句なしに絶妙な按配。
開演ぎりぎりに着席した自分が、お隣りの方に聞いた開演前のエピソード。18時半の開場後に客席に入れば、ステージの上にはグランドピアノを鳴らしている人の姿が。ピアノの調整?とよく見れば、私服姿のポゴレリッチだったとのこと。あら、なんてうらやましい。









